RAW ファイルを編集用の 16 ビット TIFF に変換する方法
要点:ファイルステップで RAW ファイルを追加します。設定で形式を TIFF にし、RAW 処理を開いて 1 チャンネルあたり 16 ビット (TIFF) にチェックを入れます。エフェクトはオフのまま、変換を開始をクリックします。
JPEG は色のチャンネルごとに 256 段階を記録します。16 ビット TIFF は 65,536 段階です。カメラは 12 ビットか 14 ビットで記録しており、16 ビット TIFF ならそのすべてを残せます。そのため、編集ソフトでシャドウを持ち上げたり空を戻したりしても、トーンジャンプが出にくくなります。Photoshop、Affinity Photo、GIMP で開く、あるいはマスターとして保存しておくためのファイルです。
raw.pixls.us のパブリックドメイン(CC0)のサンプルファイル一つを Contenta Converter 9.0.43 で変換して測定。TIFF はどちらも可逆の LZW 圧縮です。サイズは画像によって変わります。
RAW から 16 ビット TIFF への手順
- Contenta Converter を開きます。ファイルステップでフォルダを追加をクリックするか、RAW ファイルをウィンドウにドラッグします。CR2、CR3、NEF、ARW、RAF、ORF、RW2、DNG をすべて読み込めます。
- 次へ: 操作をクリックします。変換はオンです。すべてのファイルが RAW なら RAW 処理もオンになっています。そうでなければチェックを入れます。エフェクトを適用はオフのままにします。
- 次へ: 設定をクリックします。変換セクションで TIFF を選びます。
- RAW 処理を開きます。ビット深度で 1 チャンネルあたり 16 ビット (TIFF) にチェックを入れます。シャープネス、色、明暗差のブーストは 8 ビットで処理するため、チェックが外れます。
- ホワイトバランスを確認し、撮影全体が暗すぎたり明るすぎたりする場合は露出を動かします。
- 出力フォルダを選び、変換を開始をクリックします。
16 ビットを保つもの、8 ビットに落とすもの
16 ビットが残るのは、ジョブの中に 8 ビットで処理するものが一つもないときだけです。バージョン 9.0.43 で測定した結果は次のとおりです。
| ジョブの内容 | 結果 | 理由 |
|---|---|---|
| RAW を入力、TIFF で出力 | 16-bit | Contenta Converter が 1 チャンネルあたり 16 ビットで書き出す形式は TIFF です。 |
| リサイズ、カラースペース、メタデータ、.cube LUT | 16-bit | 16 ビットの画像そのものに対して処理されます。 |
| JPEG、PNG、WebP などほかの形式 | 8-bit | このオプションは TIFF が必要です。 |
| ほかのエフェクト、RAW のブースト、AI 編集 | 8-bit | 1 チャンネルあたり 8 ビットで処理します。 |
| カメラの埋め込みプレビューを使用 | 8-bit | プレビューは 8 ビットの JPEG です。 |
| 透かし入りのトライアル結果 | 8-bit | トライアルの透かしは 8 ビットで描かれます。透かしなしで残すをクリックすると、透かしなしの 16 ビットで保存し直されます。 |
16 ビットにできないファイルも 8 ビットで変換され、結果画面にそのファイルの理由が表示されます。
露出:暗すぎる、明るすぎる撮影を RAW の段階で直す
露出スライダーは −3〜+3 EV で、0.1 刻みで動きます。1 段上げると光は 2 倍、1 段下げると半分になります。RAW を現像する段階でセンサーの全データに対して働くため、仕上がった JPEG を明るくするよりシャドウがきれいです。
同じ値がバッチ内のすべてのファイルにかかります。撮影全体が 1 段暗かった、というような共通の失敗がある場合に使いましょう。一枚ずつの調整は後で編集ソフトで行います。16 ビットはそのためにあります。
DNG 内蔵のレンズ補正
多くの DNG ファイルは独自のレンズ補正情報を持っています。スマートフォン、ドローン、Adobe DNG Converter は、歪曲、周辺減光、シェーディングの補正をファイルに書き込みます。DNG 内蔵のレンズ補正はそれを適用し、既定でオンです。
補正情報のないファイルは変わらず、CR3、NEF、ARW ファイルには影響しません。レンズの補正を編集ソフトで自分で行いたい場合はチェックを外します。
カメラの埋め込みプレビュー:速いが 8 ビット
カメラの埋め込みプレビューを使用は、センサーのデータを現像する代わりに、カメラが RAW の中に保存した JPEG を変換します。いちばん速い方法で、カメラ本来の色味が残ります。
ただし、このプレビューは 8 ビットの JPEG で、元の画像より小さいことがあり、ホワイトバランス、ノイズ除去、露出は適用されません。確認用の素早い書き出しに使い、16 ビットのマスターには使わないでください。これにチェックを入れると 1 チャンネルあたり 16 ビットのチェックが外れます。ファイルにサムネイルしか入っていない場合は、代わりに RAW を現像します。
コマンドラインと MCP から
contenta コマンドラインでも同じことができます。--raw-16bit には -f tiff が必要で、RAW の既定のシャープ処理はオフになります。
contenta batch "D:\Photos\RAW" -o "D:\Photos\TIFF16" -f tiff --raw-16bit --exposure 0.7
DNG の補正を使わないなら --lens-corrections false、確認用の 8 ビットを素早く作るなら --embedded-preview を付けます。--json を付けると、16 ビットで書き出せなかったファイルが warnings に一覧されます。
MCP サーバーでは、convert_image と batch_convert ツールが raw_16bit、exposure、lens_corrections、embedded_preview を受け付けます。 CLI と MCP サーバーの詳細
よくある質問
16 ビット TIFF はどれくらいの大きさですか?
8 ビット TIFF のおよそ 3 倍です。2200 万画素、22.1 MB の Canon のファイルは、16 ビット TIFF で 136.8 MB、8 ビット TIFF で 44.5 MB、JPEG で 2.8 MB になりました。大きなバッチの前にディスクの空き容量を確認してください。
DNG のままではだめですか?
DNG も残しておきましょう。DNG は開くたびに RAW 現像ソフトが必要です。16 ビット TIFF はホワイトバランスと露出を反映した現像済みのファイルで、TIFF を読めるどの編集ソフトでも開けます。
ファイルが 8 ビットになったのはなぜですか?
次のどれかに当てはまります。形式が TIFF ではなかった、エフェクトか RAW のブーストがオンだった、埋め込みプレビューを使った、透かし入りのトライアル結果だった。結果画面にファイルごとの理由が表示されます。
カメラの情報は残りますか?
残ります。テストでは、16 ビット TIFF に RAW のカメラ、レンズ、撮影日時が残っていました。
最初の RAW フォルダを変換する
Contenta Converter をダウンロードし、RAW ファイルのフォルダをドロップするだけ。Windows 10 / 11、64 ビット。
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